肥満遺伝子の概要について

肥満遺伝子に対する研究を紹介します。

 

2匹の太ったネズミがつかの間の名声を得た話がありました。

 

ロックフェラー研究所のジエフリー・フレィドマン博士の研究チームが、

マウス実験によって肥満を抑制する遺伝子を発見したと発表しました。

 

マスコミにお披露目された2匹の太った実験用マウスには、

その遺伝子が欠けているとのことです。

 

その時、メスの方には生殖能力もありませんでした。

 

研究チームは、発見した遺伝子によって作られるタンパク質を合成し、

2匹のマウスに投与したのです。

 

そして数週間後、再びマスコミの前に出されたマウスたちは骨のように細く、

しかもメスの方は妊娠可能となっていました。

 

ついに肥満体質の根本治療法が発見された2匹のマウスはミッキーとミニーよりも注目を浴びるスターとなったのです。

 

マウスに投与された物質は「やせさせる」という意味のギリシャ語に基づき、

レプチンと命名されました。

 

レプチンは人間を含むすべての哺乳類の脂肪細胞に存在することが確認されました。

肥満遺伝子によって作られるホルモンである。レプチンは脂肪を燃焼し、新陳代謝を高め、女性の生殖能力を保つ働きをします。

 

それでは、肥満遺伝子をダイエットに応用すればいいのではと思うのですが、

残念ながら、その後の研究により、人間にあまり効果がないことがわかったとのことです。